広島のお好み焼き店「いっちゃん」では、年間18万枚、お好み焼を焼くらしい。
売りは、キャベツ。
日本料理と言ってもいいほどの、仕上がりらしい。
食べた人、ほとんどがとにかく甘いと絶賛。
それでも店主は「まだ未熟」と
毎日お昼は、自分で焼いた「お好み焼き」を食べ、研究を重ねている
キャベツの状態、キャベツに合ったソース、焼く時の手元の感覚、お客さんの状態、
扇風機、エアコン、お客さんの出入りで起きる「風」も感じているそうです。
常識ではたかがキャベツ、そんなもん変えたところで、売り上げが伸びるはずはない。
こんな人の問題は、扱っている商品、サービスよりも、その考え方、捉え方です。
「正しくない」とかの是非でなく、そのもう一ひとつ奥にある
心の「プラス、マイナス」のクセです。
私のお客さんの場合は「アルミ」でした。
「今井さん、もうアルミの伸びしろはないですよ。今更、どうしろといいのか」
と言われましたが、改めて「ご自身にとってのアルミとは何ですか?」
とお聞きしたところ
「自分(人生)そのもの」であることに気付かれ、
今では売り上げに桁がひとつ増えて、新工場を建てるまでになられました。
コロナ禍で他にお金になるところを探して、はやりや人の物マネを追うよりも
まず、せっかくやってきたことと、自分の「心の現在位置」を棚卸しするチャンスです。
自分の「得意」でどこまでも探求できる「こと」を発見し、
お客様に喜んでもらえる探求を楽しんでみてはいかがでしょうか?
大変な時こそ、「強い、大きい、耐える、信じる」の心の現在位置がはっきりします。
夢実現の自分に変革するチャンスです。
「心構えこそ、すべてだ」は、どんな社会になっても、夢を実現させる秘中の秘です。